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    萍郷(江西省)第4天 2008.6.12(木)    

中国工人運動策源地 = 安源

今日は萍郷滞在の最終日。
萍郷市の南東に位置する
安源という街に行くことにする。
ここは家内の勤める学校近くからも
煙の吐く風景が見られる炭鉱の街だ。

家内が出勤した後、
教えられた通り、3番のバスに乗り、
終点まで、約20分の道のりだ。
9時過ぎには終点の安源広場に着いた。

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広場からはこれから目指す
安源路鉱工人運動記念館
が丘の中腹に見える。

取っつきの広場に行くと
人だかりがしている。
二胡に合わせて京劇の唄をうたっている。
素人とは思えない歌声だ。
楽譜を覗いてみると”白毛女”と書いてある。
有名な現代京劇だ。

ここで聞いていると、
歌い手の一人、赤いTシャツを着た
おじさんと目が合いしばらく話をする。

おじさんたちは萍郷の人で
趣味で京劇をうたっているという。

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おじさんたちと別れて
記念館に向かう。
ここは入場無料だが
入口で住所・氏名を書く必要がある。
「日本大阪 ○○○」と記入する。

安源路鉱工人運動記念館には
1920年代この鉱山の労働者が
革命初期に果たした役割が展示してある。

展示を見終えて広場に出てくると
京劇のおじさんたちが
ちょうど上がって来たところだった。
ここでおじさんたちと記念写真に収まる。

おじさんは
”炭鉱の坑口が見られるから行ってみたらよい”
と教えてくれる。
それにはこの広場の脇の道を
下っていけばよいとも教えてくれる。

草ぼうぼうの道を下っていくと
きれいに手入れされた広場に出た。
ここは炭鉱の敷地内の一部のようだ。
1920年代当時の建物
保存されている。

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ここから一旦街へ出て
線路を渡る。
ここが安源煤鉱だ。

中に入ると見学者用の
看板も見える。
鉱山の工員さんたちとともすれ違う

まず最初に鉱山の坑口へ行く。
京劇のおじさんが言っていた
炭鉱の入り口だ。
この入口のレプリカが
さっき言ってきた記念館の
中にも展示されていた。

工員さんたちもいることはいるが
休憩時間なのか
かたまって休んでいたりする。

この坑口の近くに
1921年秋に毛沢東
来たときに住んだという
建物が保存してある。

この敷地内、どこまで見学者が
入っていいのか/いけないのか
よく分からない。

このあと上へ続く道をたどると
工員さんたちの食堂や
倶楽部のような建物、
アパートなどもある。

途中で引き返し
この工場の門のところから
右手へ入っていく。

談判大楼という建物がある。
ここを過ぎると右手に
さらに上がる道が見えるので行ってみた。
丘の上にも古い建物があり
広場で絵を描いている
学生たちがいた。

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炭鉱の敷地内ははぼ見終わった。
朝到着したバス停の広場まで戻り、
家内から聞いていた
映画の撮影セットがあるところへ
足を延ばす。
すぐ隣のバス停のところだ。

時代がかった建物がたくさんある。
中はまだほとんどの建物が工事中。
でも、こんな田舎にこんな大層な
建物を建てて、お客は来るんだろうか?と、
心配になった。

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ここからまた安源の広場まで戻り、
バスに乗って学校へ帰る。
もう、お昼1時を過ぎていたかな?
家内にはお昼を食べて
2時に部屋に帰ってくると言ってある。
バス停近くの食堂に入り
一人で昼食

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夕方は家内の同僚が
私たちを夕食に招待してくれることに
なっている。
学校で皆が集まり、
歩いてそのレストランへ。

私たちが2度夕飯を食べたところだ。
このレストランは学校周辺では
いいところのようだ。

日本語クラスの先生のほか
英語クラスの先生もいる。
ここのレストランはどちらかといえば
味は辛めたが、
今日は私たちのために
少し辛めを抑えた味に
してくださったという。

明日は上海に帰る私に
こうして歓待していただき感激!
帰りに皆で記念写真に収まる。


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