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    撫順 2009.5.4(月)    

瀋陽の近くに撫順という街がある。
旅行ガイドブックを見ると
ここには露天掘りの炭鉱がある。
また、戦前、日本軍による虐殺があり、
戦後は戦犯管理所が設けられた所でもある。
ここに1泊2日で行くことにした。

学校の食堂で朝食を済ませ、
8時前に出発、
バスにのり瀋陽駅に出て、
撫順行きのバスに乗る。
撫順行きのバスは全て”雷鋒号”と
書かれているのですぐ分かる。

瀋陽駅を9:20分頃出発し、
10:55には撫順駅に着いた。

ガイドブックには煤都賓館という
戦前、撫順大和旅館と呼ばれた
ホテルが載っていた。
駅から近そうなので歩いて行った。
容易に見つけることができた。

予約してないけど、
ここで今晩泊まれるか?
と尋ねるとOKだった。

チェックインを済ませ、
荷物を置き出かける。
今日は
①平頂山惨案記念館
②露天掘りの炭鉱
③撫順戦犯管理所
へ行くつもりだ。

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街へ出て昼食を済ませ、
バスに乗り、まず①の記念館に向かう。
街の南側、小高い丘の上にある。
入口のところまで行くと
月曜日は休館の表示。
がっかりしたが、明日また来ようと
気を取り直す。

ここから歩いて引き返す方向へ向かう。
途中に露天掘りの炭鉱が
見渡せる所があるのだ。

鉄道の線路を横切り向こう側へ出ると
広大なくぼ地。
これが露天掘りだ。
向こう側は霞んで見える。

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撫順市内に戻り、
戦犯管理所方向へ向かうバスに乗る。
このバスが途中の道路工事で
道をそれて郊外まで行ってしまい、
そこからバスを乗り換えて
引き返すというというハプニングがあった。

やっと戦犯管理所に着いたのは
もう夕方4時45分頃。
ところがここでもガッカリ。
2008年4月1日から閉館中だという。

保安のおじさんに
、門の中の庭だけでいいから
見せてもらえないかと頼むが
だめだった。

このおじさん、
以前この管理所に勤めていた人だ。
”歴史写真
中国撫順戦犯管理所
日本の戦犯の教育と改造の記録”
という小冊子を作っていて
中には入れないが、
この小冊子はいらないか?というので
1冊分けてもらった。(70元)

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戦犯管理所の北側の丘に塔が見える。
気を取り直してこの塔へ向かう。
戦犯管理所から北へ向かうと鉄道がある。
この鉄道と道路の立体交差化の
工事をやっていて、
戦犯管理所前を通るバスが
路線を変更していたのだ!

工事中の現場を皆が渡っているので
私もそれにならって線路を横切り
向こう側へ渡った。

この塔のある公園は”高爾山公園”。
塔は遼(10-12世紀)の時代に
造られたものだとという。

夕方5時過ぎだったが入ることができた。
門票(3元)を買って中に入る。
段々を登って行くと大きなお寺があり
お参りしている人もいる。
されに上へ上へと登って行くと
下から見えた塔にたどり着いた。

ここから眺める撫順の景色がすばらしい。
すぐ手前を見ると
さっき通ってきた鉄道の
工事現場が見える。

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6時前、この丘を下り
先ほどの工事現場を通り、
撫順市内へ歩いて戻る
途中、韓国焼肉で夕食。
ホテルに帰った時には
もう真っ暗だった。

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