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    瀋陽・鋳造博物館 2009.9.25(金)    

インターネットで瀋陽の観光地を検索すると
鋳造博物館,蒸気機関車博物館という
二つの博物館を見つけた。
二つともとても興味がある。
瀋陽に旅発つ前に二つとも地図を調べてきた。

今日はまず蒸気機関車博物館に行き、
そのあと鋳造博物館に行くつもりだ。

7時半過ぎ学校を出て154路バスに乗り、
瀋陽駅に近い体育広場で降りる。
中山公園を横切り、馬路湾というバス停で
世博園行きの168路バスに乗る。
世博園は2006年に
世界園芸博覧会が開かれたところだ。
この近くに蒸気機関車博物館が
あることになっている。

1時間15分ほどバスに揺られ
10時半ごろ世博園に着いた。
そこの小さな売店で
蒸気機関車博物館へはどう行くの?
と尋ねると、
もう引越してこの近くにはないよ、と言う。

世博園は瀋陽の東北の郊外にある。
移転先は瀋陽市内の西側にあるという。
こことはほぼ真反対の方角、
もう一つの鋳造博物館のわりと近くだ。

がっかりして、またバスに乗り
瀋陽北駅へ引き返す。
瀋陽北駅へ着いたのはもうお昼。
半日無駄にしてしまった。

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蒸気機関車博物館の場所は
よく分からないので、
先に鋳造博物館へ行くことにする。
鋳造博物館も瀋陽の西側だ。
267路バスに乗り衛工街で降りる。
少し引き返すと鋳造博物館はあった。

入場券売場に”20元/人”と書いてあるので
買おうとすると、右手を指して
今は閉館しているという。
門の外から中を覗くと
博物館前の広場には
鋳物のモニュメントや、
奥には蒸気機関車も見える。

せっかく来たので、窓口の保安の人に
”日本からわざわざ来たんです。
あす帰国するんです。
建物の外側を見るだけでよいから
中に入れてくれませんか?”
と何度も頼む。
はじめは”ダメ、ダメ。”と言っていたおじさんが
それならという感じで
自分に付いて入れと言ってくれる。

博物館(旧鋳物工場)の入り口のところで
この一画だけは入ってよい、
その他のところへはは入ってはいけない、
と注意して中へ入れてくれた。

中は白い幕が張られ、
書画の作品が展示してある。
入口に保安の人が一人座っていた。
この中を一人ゆっくり見て回った。

外へ出て鋳物工場前の広場を回る。
奥には蒸気機関車が1輌置かれ、
据付け作業がされていた。
また古い鋳物製品が展示されている。

門のところまで戻り
保安のおじさんに蒸気機関車博物館へは
どう行くのと尋ねる。

なんと、おじさんが言うには、
蒸気機関車は最近、蘇家屯(瀋陽の南西地区)に
移されて、今蒸気機関車は何もないよ、ということ。

ここにある蒸気機関車1輌は
その時ここに持って来たらしい。
またまたがっかり。

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ここを出たのは午後2時前だった。
お昼御飯をまだ食べていない。
通りを歩いて小さな食堂に入った。
ここで遅い昼食。

昼食を終えてタクシを拾う。
蒸気機関車博物館へ行ってくれと言うが
運転手さんも知らない。
あちこち停まって尋ねて
ようやく辿り着いた。
場所は鉄西森林公園の中、大きな建物だ。

建物のそばで作業している人がいる。
尋ねてみると蒸気機関車は
1輌もないよ、ということ。
なんなら、中へ入ってみたら、と言うので
中へ入ってみた。

扇形の建物の中に線路が
放射状に敷かれている。
が、何もない。

まあ、ここまで来れたのだからよしとしよう。
タクシに待ってもらっていたので、
そのまま瀋陽駅まで帰る。

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今日の夕食は家内と一緒に
食べることにしている。
家内に電話し
どこそこの店で5時にと連絡した。
家内の学校からわりと近いところだ。

もういい時刻なのでバスに乗って向かう。
少し遅刻して到着、家内はもう来ていた。
今晩は韓国焼肉

お腹がいっぱいになったところで
歩いて帰る。
空には低く半月がでている。
空気がすずしく気持ちが良い。

学校に着くと、門のところで
守衛のおじさんが規則通り体温チェック。
”ここでチェックに引っ掛かっても
私行く所がないんだけど、、、”
とは、家内の言。

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