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    安陽・殷墟 2011.5.3(火)    

今日は殷墟へ行く。
殷墟は紀元前17世紀から紀元前11世紀にかけて
存在した「商」王朝後期の都城遺跡だ。
2006年に世界遺産に登録されている。

地図で見ると安陽火車駅からそう遠くない。
昨日歩いて帰ってきた中国文字博物館より近い。

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朝6:50起床。
ホテルで朝食が取れると聞いていたので
下りてみると、ホテル1階にある
ファーストフードの店だった。
朝の間だけ(7:00から)、15元で
バイキングの朝食を提供している。

9:00ホテルを出発、地図をたよりに歩いていく。
9:40には入り口へ着いた。
ここが”殷墟宮殿宗廟遺跡”だ。
門票(90元)を買って中へ入る。
ここは宮殿、宗廟、祭壇などの遺跡で、
大量の甲骨文、青銅器、玉器などが
発掘されたところだそうな。

入り口を入ると、立て看板に
甲骨文字の説明。
この説明を見ていると
向こうからおじさんが来て
もっとくわしく書いた本があるから見てくれ、という。
向こうの端に机があり、本が並べてある。
おじさんが本の説明を始める。
聞いていて半分も分からなかった。
よい記念だと思って、
小さい方の本を1冊購入
おじさんが本の第1ページに
何やら書いてくれた。
おじさんに聞くと、この本は自分の著作だという。
名刺もくれた。北京人文大学の先生だった。

車馬坑展庁、婦好墓、殷墟博物館
などを見てまわる。
また、地面には四角い穴が掘られ
上面にガラスがはめられた展示物がたくさんある。
発掘された人骨や動物の骨などだ。

観光客はあまり多くない。
一組、日本人のツアも来ていた。

一通り参観を終えて、11:40頃ここを出る。
次は川を越えた北側の”殷墟王陵遺跡”だ。
歩いて行くには距離がありそうだし、
どうしようかな?と思っていると、
駐車場に小さな電気自動車が停まっている。
行ってみると無料のシャトルバスだ。
ここ”殷墟宮殿宗廟遺跡”と
”殷墟王陵遺跡”を結んでいる。
次の出発は12:00だという。

この電気自動車に乗って”殷墟王陵遺跡”へ行く。
12:20頃、着いた。
ここは更に観光客は少ない。
広い敷地内に人影はまばら。
ここにも発掘された王墓や人骨,獣骨、馬車
などが展示されている。

ここもひとまわり参観して外へ出る。
時刻は13:00.
ちょうどシャトルバスが出る時刻だ。
また、このバスに乗せてもらう。
途中、川の手前で降ろしてもらう。
地図で見ると”袁林(袁世凱の墓)”が近くにある。
川(洹河)沿いに東へ歩いて行く。
途中、おなかが空いてきたので、
食堂に入って昼食

さらに歩いて14:50頃、”袁林”に着いた。
ここは中華民国大総統となった袁世凱のお墓だ。
安陽は彼の故郷だということだ。

地図を見ると、昨日行った中国文字博物館より
ホテルへは近い。
途中、洹水公園へ立ち寄り、
それからホテルまでさらに歩いた。

夕食は昨日と同じ”廻る火鍋”


5月3日の写真

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